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今こそ自然から学ぼう 人間至上主義を超えて
¥1,362
自然への拷問は人への拷問だ! 手遅れになる前に今、宗教家が言うべきことは――人間は調和した自然の一部、精子・卵子の操作をするな、子を選んで生むなかれ、人の胚の利用はやめよう、死亡胎児を利用するな、卵子・精子・受精卵の提供はやめよう…… 商品の目次 第1章:宗教はなぜ“環境”や“遺伝子”に関わるか 第2章:地球環境問題への宗教的視点 1.今こそ「大調和の信仰」を広めよう 2.地球温暖化は一服したか? 3.「与える」生き方へ転換しよう 第3章:自然のバランスと遺伝子組み換え作物 1.除草剤耐性作物を考える 2.GM作物は本当に大丈夫か? 第4章:動物の命を考える 1.狂牛病の教えるもの 2.再び狂牛病について 3.動物の命はどうでもいいのか? 4.人間らしい生き方とは 5.肉食忌避のもう一つの理由 6.生物界の“暴君”の座から降りるために 第5章:生命操作技術に欠けているもの 1.子は親の道具になる? 2.優生社会の到来を憂う 3.ヒトの遺伝子組み換えは始まっている 4.人の胚の利用をやめよう 5.ES細胞利用の倫理性を問う 6.「クローン胚」を考える 7.命のネコババはやめよう 8.潜在力を引き出す医療へ 9.卵子提供を考える 10.父を探す人々 11.世代間倫理の視点をもとう 46判/上製 372頁 発売日 2002/10/01 宗教法人「生長の家」刊/日本教文社発売
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もの思う鳥たち 鳥類の知られざる人間性
¥2,096
■シリーズ いのちと環境のライブラリー チンパンジーやゴリラの研究から、いわゆる霊長類には「心」や知能があるようだという事は科学的にも認められてきましたが、鳥たちに関しては、いまの鳥類学では彼らに「心」があるという事実はオープンには認められていないようです。 本書の著者バーバー博士は、鳥類学ではなく心理学の立場から、鳥たちの生活を6年間にわたって調査研究し、その成果をまとめました。 その結果、どう考えても、鳥たちには明らかに「感情」や、「知性」や、「自分の意志」があり、飼い主との間で知的なコミュニケーションをしたり、思いやりのある友情関係を築く能力があるらしい事がわかったのです。 博士は自分の観察結果だけではなく、専門家以外にはなぜかあまり知られていない、鳥たちとの知的コミュニケーションをとることに成功した人々の記録を紹介し、鳥たちは私たちが思っている以上に、はるかに人間に近い存在なのだということを実証していきます。 彼らは自分の歌うメロディーを自分で「作曲」しますし、巣作りや子育てもじつは種類ごとではなく一羽一羽、個性的なやり方があります(第6章)。 渡りのさいにも、本能にしたがって機械的に飛ぶのではなく、冒険家のように、星や地磁気や地上の目印などあらゆる手掛かりを知的に組み合わせて「考えながら」飛行します(第7章)。 彼らは本能だけで生きているのではなく、人間の子どものように、本能をベースとして知的に学習しながら、ものごとが上手になっていく(成長する)のです。 しかも彼らは、私たち人間の言葉を実際に理解し、ものまねでなく自分の意志を言葉で伝えることさえできるのです。本書には人間の言葉を話せる「スター鳥(どり)」がたくさん登場します(オウムのアレックス〔第1章〕、「おしゃべりカケス」のロレンツォ〔第5章〕、ホシムククドリのアーニーとセキセイインコのブルーバード〔第8章〕)。 そしてもちろん、鳥たちどうしはお互いの感情を「さえずり言葉」で伝え合っています。 第8章のスター鳥・ブルーバードは人間の言葉を覚えたので、ガールフレンドのブロンディーにこう話しかけます。「かわいいブロンディーちゃん、キスして Pretty little Brondie. Give me a kiss.」「ブロンディーちゃんはとってもすてき Brondies so nice」! しかし、バーバー博士が本書で本当に伝えたかったメッセージは、たんに鳥たちには知性と感情がある、という事実だけではありません。 鳥たちが本能だけで動くロボットなのではなく、「心」と「個性」をもち、喜びも苦しみも感じる存在なのだとしたら…… 森を切り開いたり、川や湖を汚して彼らのすみかを奪ったり、さらにはケージに押し込めて薬で人工的に肥らせ、肉を取るためだけに飼育するという、鳥たちとの今のようなつきあい方を今後も続けていくことは正しいのでしょうか? 本書を読み終えた読者の方々はきっと、これからは人間と鳥との新しいつきあい方、新しい関係が必要だということを心から感じるでしょう、そして身近にいる鳥たちと友だちになり、彼らの世界を尊重しながら、ともに共存できるようになりたいと、自然に思えてくるでしょう。 鳥たちは、ただ幸せであるがゆえに、そして誰かに愛を伝えたいがために、歌い、飛翔し、さえずります。彼らは、ほんとうは「羽をもった人間たち」なのかもしれません。 ■商品の目次 謝辞 はじめに 第1章◆ 鳥たちの知能 アレックス:頭のよいオウム/鳥のもつ概念化の能力/鳥たちの非常にすぐれた記憶力/道具を使う鳥たち/鳥たちの利他的な行動 第2章◆ 鳥たちのもつ柔軟性 鳥の柔軟ななわばり習性/臨機応変な食物探し/冬のすみかと夏のすみかで見られる鳥たちの柔軟性/巣作りと巣の修復のさいに見せる柔軟性/臨機応変な防御/子どもたちを知的に教育する/つがいの相手を選ぶ時の柔軟性/子どもの数を意図的に制限する 第3章 ◆ 本能に導かれる鳥と人間 人間の言葉の本能的な背景/本能に導かれる人間の新生児/カッコウのひなの本能/本能を知的に用いる 第4章 ◆ 鳥たちの言葉 人間の身体言語/鳥の身体言語/鳥たちの鳴き声による言葉/鳥のさえずり言葉/鳥の会話 第5章 ◆ 偉大なるロレンツォ:おしゃべりカケス 第6章 ◆ 鳥たちの音楽、職人的な技巧、遊び 鳥たちの音楽/鳥たちの美的センス/鳥たちの職人的な技巧/鳥たちの楽しみ、遊び、踊り 第7章 ◆ 鳥たちの航法 太陽をコンパスとして使う/星の配列を・読む・/風と天気を・読む・/目で見える陸標を・読む・/地球の磁気を・読む・/におい、人間に聞こえない音その他の、かすかな手がかりを・読む・/賢明な渡りの判断/経験に学ぶ/鳥たちの航法のあらまし/人間の航行能力/本能的な背景 第8章 ◆ 人と鳥との個人的な友情 言葉を話すホシムクドリ/とても社交的なコクマルガラス/大学教授とミミズクの友情/・人・格をもつインコ/セキセイインコのブルーバード(創造的歌唱/性的行動/遊び/飛ぶのを喜ぶ)/●ブロンディー ●ラヴァー/たくさんの野鳥との間に育まれた親密な友情/●ジェーン ●カーリー ● ツイスト ●鳥の個別性と個性 第9章 ◆ 鳥の知能の全体像 鳥たちが人間よりもすぐれている点/人間が鳥たちよりもすぐれている点 第10章 ◆ なぜ鳥は完全に誤解されてきたのか 個としての鳥を知らないこと/飼育される鳥たち (家禽/かごの中のペット)/大きさにまつわる虚偽/「小さな脳」にまつわる虚偽/本能にまつわる誤解/知能にまつわる誤解/人間の自己中心性/人間の利得/擬人化することに対する恐怖 第11章 ◆ 動物はすべて知的なのか 高い知能をもつ類人猿/●ゴリラのココ ●チンパンジーのワショー ●記号を使う他のチンパンジーたち ●洗練されたチンパンジーたち/クジラ目の動物/●イルカたち ●クジラたち/ 知的な魚類/知的な膜翅類/●アリ ●ミツバチ 第12章 ◆ 動物の知能がもつ革命的な意味 人間、この破壊するもの/人間性の回復 ◎付録A 認知比較行動学革命の進展 行動科学および脳科学の研究者のための解説 ◎付録B 知的個体としての鳥を個人的に体験する方法 野鳥と友だちになる/自宅で自由に暮らす鳥と友だちになる/鳥と友だちになることの重要性 ◎付録C 本書に登場する鳥の和名および学名 原註/訳者後記/索引 ■著者プロフィール バーバー,T.X.(セオドア・ゼノフォン) 1927年アメリカ合衆国オハイオ州生まれ。アメリカン大学で社会心理学の博士号を取得後、ハーヴァード大学で研究に従事。1961年から1978年までメドフィールド財団に在籍、研究部長を務める。クッシング病院心理部長を経て、1986年「学際科学研究所(the Research Institute of Interdisciplinary Science)」を設立。催眠研究の第一人者として、多くの研究者に影響を与え、人間の心と体の関係(心身問題)や意識の諸側面の研究でも知られる。 200以上の論文を発表、8冊の著書を上梓。邦訳書に『催眠』(誠信書房)、『人間科学の方法――研究・実験における10のピットフォール』(サイエンス社)がある。 本書は、著者が認知比較行動学の見地から鳥類の知能と行動を6年間にわたり調査研究した成果をまとめたものである。 笠原敏雄 訳 1947年生まれ。早稲田大学心理学科を卒業後、北海道や東京の病院で心因性疾患の心理療法を続け、96年、東京都品川区に〈心の研究室〉開設。著書に『幸福否定の構造』(春秋社)、『希求の詩人・中原中也』(麗澤大学出版会)その他が、訳書に『前世を記憶する子どもたち』『生まれ変わりの研究』『超心理学史』『新版「あの世」からの帰還』『続「あの世」からの帰還』(以上、日本教文社)その他がある。 46判 ページ数 336
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おいしいノーミート 四季の恵み弁当
¥1,047
人気ブログ「恵味(めぐみ)な日々」のお弁当がたのしいレシピ本になりました。 ・毎日、夫のために心をこめて作ったお弁当から厳選。 ・肉類を一切使わない、体にやさしい自然食材のメニュー。 ・日々をワクワク生きる著者の暮らしを写真と文で紹介。 本書は、著者の人気ブログ「恵味(めぐみ)な日々」の記事をもとに、夫のために毎日作られる季節の食材を生かしたノーミート弁当(合計40 点)を、春夏秋冬に合わせて紹介。 「春の恵み」の章には、「タケノコご飯弁当」「サバの竜田揚げ弁当」等のお弁当のレシピのほか、肉食をやめるきっかけとなったエピソード、世界の有名人の中には数多くのベジタリアンがいることを綴ったエッセイを収め、料理コラムでは自宅でのハーブ収穫や保存食作りのコツを紹介。 「夏の恵み」の章では、「豆腐バーグとイカのトマト煮弁当」等のお弁当のほか、台所は、環境、資源、平和の問題と直接結びついていることや、作物の実りを通じて命の不思議を語られたエッセイを収録。また料理コラムでは、市販品を使わないだし汁や、野菜のマリネの作り方を紹介されている。 「秋の恵み」の章では、「小豆入り栗おこわ弁当」等のお弁当のほか、山梨県の八ヶ岳南麓にある山荘でのキノコ採りの楽しみや自然の美しさ、自宅の菜園での種まきを語ったエッセイ、また、キッチンで毎日活躍してくれる厨房器具を写真で公開。 「冬の恵み」の章では、「イワシの酢魚風弁当」等のお弁当のほか、地産地消の作物を選ぶことの意義や、子供の頃から料理を学ぶことの大切さを語るエッセイ、野菜シチューの展開料理、かぶら蒸しについての料理コラムを収録。 本書は、一般のレシピ本とは違い、エッセイや写真などを通じて、家族や自分自身のために真心を込めてノーミート弁当を作ることで、世界平和や地球環境保全に貢献するだけでなく、家庭に調和をもたらすことを教えてくれる実践的ガイドブックとなっている。 ■商品の目次 はじめに(谷口純子) 四季のお弁当レシピ ホタテ入りオムライス弁当/野菜たっぷりのベーグルサンド 精進チャーハン弁当/根菜のちらし寿司弁当、ほか エッセイ(「食卓から平和を」「庭からの恵み」ほか) 料理コラム(「ハーブ収穫」「保存食をつくる」ほか) 私の日常から(「絵手紙」「山荘での生活」ほか) おすすめします(谷口雅宣) ■著者プロフィール 谷口純子 1952年三重県に生まれ。日本航空客室乗務員を経て、1979年、谷口雅宣氏(現生長の家総裁)と結婚。1992年、生長の家白鳩会副総裁。2009年、生長の家白鳩会総裁に就任。二男一女の母。現在『白鳩』誌に「日々わくわく」、『日時計24』誌に「あなたが未来」を執筆している。著書に『森の日ぐらし』『46億年のいのち』『この星で生きる』『平和のレシピ』『おいしいノーミート 四季の恵み弁当』『うぐいす餅とバナナ』(以上、生長の家刊)、『突然の恋』『小さな奇跡』『新しいページ』『花の旅立ち』(以上、日本教文社刊)、子ども向けの日記『こども日時計日記』(生長の家刊)などがある。ブログ=「恵味な日々」を執筆している。 A5判 ページ数 132 発売日
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異常気象は家庭から始まる 脱・温暖化のライフスタイル
¥1,676
■シリーズ いのちと環境ライブラリー アル・ゴア元米国大統領候補主演の『不都合な真実』(http://www.futsugou.jp/)はごらんになりましたか? 21世紀の最も「ホットな」テーマ、地球温暖化。 溶け始める極地の氷、高山の氷河、水没する島、干上がる湖や河川、熱波、ハリケーン、干ばつ、洪水……。 とりあえず今の生活には関係ないな、と思っていても、ヴィジュアルでありありと示されると、やはり、ただ事じゃない、という気持ちになります。 数十年後、東京・銀座通りには海水がひたひたと打ち寄せているかも? 実際、アメリカでは、沿岸地域の家屋は、保険の対象外になりつつあるそうです。 では、私たちは何をすればいいの? そんな問いに答えてくれるのが、まさに本書『異常気象は家庭から始まる』です。 目標は、温室効果ガス(二酸化炭素やメタンなど)排出の60%削減。京都議定書なんて目じゃありません。 そのためにすべきこと、できることが、4人家族のアメリカの中流家庭をモデルケースに、具体的に説明されています。照明器具、冷暖房器具、交通手段、食品などの選択、そしてお葬式の仕方まで…… 20世紀後半は「消費は美徳なり」「大きいことはいいことだ」という時代でしたが、いまや流れは完全に変わりました。 未来の世代は、わたしたちをどのように評価するでしょう? 「無知にとどまった世代」? それとも、「無知からめざめた世代」? あなたの選択にかかっています。 ■商品の目次 第1章 ひとりひとりの力 第2章 あちこち移動する 第3章 まず、わが家から 第4章 空飛ぶイチゴ 第5章 わが家の裏庭で 第6章 どちらが得か 第7章 緑の遺産 第8章 灯を消す ■著者プロフィール レイ,D.(デイブ) エディンバラ大学所属の気象学研究者。温室効果排出ガスが環境に及ぼす影響を広範囲にわたって調査している。論文、一般向けの記事を多数執筆。異常気象に関するウェブサイトwww.ghgonline.orgの編集にも携わる。 日向やよい 会津若松市生まれ。東北大学薬学部卒。宮城県衛生研究所勤務を経て翻訳に携わる。主な訳書に『殺菌過剰!』(原書房)、『新型殺人感染症』(NHK出版)、『走りを極める』(産調出版)などがある。 46判 ページ数 270
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昆虫 この小さきものたちの声 虫への愛、地球への愛
¥2,096
■シリーズ いのちと環境ライブラリー 「キャアッ、ゴキブリよ! はやく殺して!」 今日もそんなムゴい言葉が世界中の家庭で叫ばれていることと思います。 地球上にはいったいどれくらいの虫がいるのか、想像もつきません。アリだけでも、その総数は1京匹(1兆の1万倍)と言われています。そんな虫たちは、人の目のふれないところで非常に重要な働きをしており、彼らなしには地球の生態系は成り立ちません。 それなのに、なぜ虫は嫌われるのでしょう? あなたも、ハエ、蚊、ゴキブリなどは絶滅してもかまわない、と思っていませんか? そうした心理は、本能的恐怖によるものではなく、近代社会が産んだ文化的偏見のひとつなのだ、と著者ジョアン・エリザベス・ロークは言います。その証拠に、子供たちは虫が大好きですし、スピリチュアルな存在として虫に敬意を払う文化は数多く存在します。たとえば、ホピ族の聖霊ココペリはアブの擬人化という説がありますし、西アフリカではカマキリは神と見なされています。また、ロシアやフランスの一部では、ゴキブリは家の守護として大事にされています。 本書には上に挙げた虫以外にも、クモ、コガネムシその他の甲虫類、テントウムシ、サソリ、シラミ、ノミ、トンボ、ミツバチ、蝶、蛾、カマキリ等が登場します。こうした身近な虫たちを、古来、人類は観察し、その能力に驚き、目に見えない大いなる世界の情報と叡知をもたらしてくれるメッセンジャーとして、受け入れ、共生してきたのです。 今こそ、私たちの昆虫観、昆虫との関係を見直し、改善すべき時。虫への愛にあふれた本書を読めば、あなたもきっと、不意にゴキブリが現れても、もはやあわてふためくことはなくなるはず。少なくとも、虫への敵意はかなり薄らぐことと思います。 ■商品の目次 【目次】 第1章 故郷へ 第2章 レンズの曇りをとる 第3章 魂の導き手としての虫 第4章 わが神、ハエの王よ 第5章 ビッグフライの助言 第6章 神がかった天才 第7章 アリに教えを請う 第8章 太陽の神々 第9章 蜂に語りかける 第10章 血の絆 第11章 運命の紡ぎ手 第12章 刺されることの意味 第13章 羽のある人々の王国 第14章 奇妙な天使 第15章 カマキリにならって ■著者プロフィール ローク,J.E.(ジョアン・エリザベス) 環境問題教育家、高校教師、野生生活リハビリテーター、危機ある10代の青少年のためのNPO「カタリスト」創設者。人間と野生の生物との関係からもたらされる癒しをテーマに著述活動を行なっている。アメリカ在住。 甲斐理恵子 訳 1964年札幌市生まれ。北海道大学文学部卒業。旅行代理店等勤務を経て、翻訳者に。訳書に『闇の迷宮』(講談社)、『ずっとあなたが』(原書房)他がある。 46判 ページ数 470
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自然は脈動する ヴィクトル・シャウベルガーの驚くべき洞察
¥2,860
■アリック・バーソロミュウー著 ■野口正雄 訳 (日本図書館協会選定図書) 自然の秘められた法則を探求し、水・森・土壌が生命を生み出す力の謎に挑んだ「神秘のナチュラリスト」シャウベルガーの深淵な自然観、そして独創的なエコ技術の全体像を初めて紹介。
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わたしが肉食をやめた理由
¥1,320
■ジョン・ティルストン 著 ■小川 昭子 訳 バーベキュー好きの一家が、なぜベジタリアンに転向したのか? 食生活が私たちの環境・健康・倫理に与える影響を中心に、現代社会で菜食を選び取ることの意義を平明に綴った体験的レポート。 四六判 172ページ
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地球を冷ませ! 私たちの世界が燃えつきる前に
¥2,096
■シリーズ いのちと環境ライブラリー 英国ベストセラー&世界14カ国で出版決定の、誰も知らなかった環境問題の真実、そして新しい「カーボンレス社会」のつくり方がわかる本! 京都議定書での目標にそって、2012年までに温暖化ガスを6%削減しなければならない日本……しかし現状は、なんと8%も増加しているという、世界的に見てもかなり恥ずかしいことになっています。 しかし本書の著者で世界有数の環境ジャーナリストであるモンビオは、膨大な科学データと情報に基づいて、なんと「先進国は2030年までに90%(!)の温暖化ガス(二酸化炭素換算)をしなければ温暖化は回避できない」と大胆に主張しています。 これが絵に描いたモチにならぬよう、本書ではエネルギー、建設、交通、ショッピングなど各分野で、今すでにある技術で、文明生活を維持しながら=電気はつけたままで、ショッピングもし、今以上に快適な家に住みながら「90%削減」に至る社会プランを具体的に示しています。 モンビオは、先進諸国が必要な対策をとるのを避けてきたのは、科学界ではなく政治や産業界の要請のみに耳を傾けてきたからだという事実を明らかにします。そしてこれからの社会は国家や企業まかせでなく、私たち自身がアイディアと勇気をもって新しく築き上げていくべきだと熱く訴えます。 ■商品の目次 【目次より】 英ペーパーバック版への序文 序章:善意の「他人まかせ」 第1章●ファウストの契約 第2章●産業界の拒絶反応 第3章●「炭素排出」という自由の配給 第4章●すべての住宅を断熱せよ 第5章●電気は消さずに炭素排出を削減する 第6章●再生可能エネルギーでどのくらいエネルギーを供給できるか? 第7章●エネルギー・インターネット 第8章●新交通システム 第9章●ラブ・マイルズ:人間は飛行機に乗り続けられるのか 第10章●ショッピングとセメント産業の転換 第11章●終末を遠ざける ■著者プロフィール モンビオ,G.(ジョージ) 世界規模で活躍する英国のジャーナリスト、環境活動家。その卓越した調査能力、オリジナリティー、論考の深さは広く認められ、英国「ガーディアン」紙の彼のコラムは世界中で読まれている。また彼自身のウェブサイトは、コラムニストのサイトとして世界的な人気を誇る。環境運動での業績に対し、国連「グローバル500」賞をネルソン・マンデラから受賞。オックスフォード・ブルックス大学構築環境学部客員教授。著書に、『Manifesto for a New World Order』 『Captive State: The Corporate Takeover of Britain』他がある。http://www.monbiot.com http://www.turnuptheheat.org/ 柴田譲治 訳 1957年神奈川県川崎市生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。サイエンスライター、専門学校教員などを経て翻訳業。現在は猫と人間のパートナーとともに金沢市内の里山で暮らし、翻訳の傍ら畑作りに勤しむ。訳書には他にデイヴィッド・T・スズキ『生命の聖なるバランス』(日本教文社)などがある。 46判 ページ数 432
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自然への介入はどこまで許されるか
¥2,409
■シリーズ いのちと環境ライブラリー 生態系と生活、どちらを優先すべきか? 人類はこれまで数千年間、生活のために、欲望のために、自然環境を利用し、搾取してきました。しかし、そうした行為は、20世紀後半以降、世界各地で発生している公害、資源の枯渇、多くの生物種の絶滅、そして地球温暖化といった諸問題によって、過去のものになろうとしています。考えなしに「自然への介入」を続けることは、もはや不可能であるばかりか、犯罪的行為と見なされるようになっています。 では、自然環境に対して、わたしたちは何をすべきで何をすべきでないのか? 自然保護は絶対的正義のように見えますが、自然保護によって利益を奪われる人もいるため、やみくもな自然保護は不可能です。生態系と人間社会との間の境界線は、自明なようでいて常に揺らいでいるのです。 本書は、世界各地で起こっている環境問題から12の典型的な事例(目次参照)をピックアップし、当事者の立場で具体的に考え、議論することを通して、自然環境に対する意識と態度、すなわち「環境倫理」を培おうとするものです。正解はありません。それは私たち一人ひとりが、これから創り上げていくのです。 ■商品の目次 はじめに 第1章 環境倫理学の理論 人間中心主義の倫理学/人間中心主義の倫理学を拡大する試み/生命中心主義を拡大する試み/生態系中心主義/ラディカルな生態系中心主義――ディープエコロジー/ソーシャルエコロジー/エコフェミニズム/実用主義的な環境倫理学/環境倫理の当事者/宗教とエコロジー/価値・価値観・価値の評価 第一部 生態系の維持と管理 第2章 怒濤に架ける橋――エヴァグレーズの追いつめられたコミュニティ 第3章 健全な生態系か、人間の利益か?――POP廃絶条約 第4章 盗まれた心――危機に瀕した生態系と危機に瀕した文化 第5章 ジャワの森は消滅する運命にあるのか?――自然保護と人口圧力 第6章 生き埋め――未来の世代と放射性廃棄物の永久処分 第二部 生態系の再生と再創造 第7章 生態系の応急処置?――傷ついたサンゴ礁の再生 第8章 流れる川、堰き止められる川――自然の流れか水力発電か 第9章 自然も砂漠をつくる――中国の砂漠化対策 第10章 再野生化――損なわれた生態系の回復 第三部 生態系への人為的介入 第11章 生物多様性の促進?――遺伝子組み換え食品 第12章 狩猟は環境を守る?――自然のなかの人間 第13章 人間と動物の交配か、畜産技術の進化か――異種移殖 付 録 教室で環境事例を活用するために ■著者プロフィール ・グドーフ,C.E.(クリスティン・E) フロリダ国際大学宗教学部教授。著書にBody&conmma; Sex&conmma; and Pleasure: Reconstructing Christian Sexual Ethics&conmma; 共著にChristian Ethics: A Case Method Approach がある。 ・ハッチンソン,J.E.(ジェイムズ・E) フロリダ国際大学宗教学部教授。著書にPandemonium Tremendum: Chaos and Mystery in the Life of God&conmma; 編著に Religion and the Natural Sciences: The Range of Engagement がある。 千代美樹 訳 青山学院大学理工学部経営工学科卒業。大手コンピュータメーカー勤務を経て翻訳業に。翻訳書に『デトックスマニュアル――「きれい」をからだの中からつくる法』(バベル・プレス)がある。翻訳協力書は『世界の怪物・神獣事典』『シンボル・コードの秘密』『ケンブリッジ世界宗教百科』(いずれも原書房)ほか多数。 46判 ページ数 400
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パクス・ガイアへの道 地球と人間の新たな物語
¥1,781
■シリーズ いのちと環境ライブラリー ●21世紀の人間の役割を宇宙的規模で考える 文化史、科学史、比較宗教学における該博な知識で知られる米国の長老格の学者トマス・ベリーの、環境問題に関する論文と講演録からなるエッセイ集。 本書はおもに3つのテーマから成り立っています。まず、現在われわれが直面している生態系の危機の重大さとその原因。次に、そうした危機に対してなされているいくつかの取り組みに焦点が当てられ、最後に、進化のプロセスにおける意識的存在としての人間の役割について考察されています。 生態系の危機に対して読者の意識をめざめさせるとともに、宇宙における人間存在の意味、科学と宗教の和解、運命共同体としての人類のあり方について深く考えさせられる内容です。エコロジーを支える思想的基盤を知りたい方にとっては必読書と言えるでしょう。 ■商品の目次 第1章 未来への道――万物が共有する宇宙 第2章 人間の役割 第3章 孤独と存在 第4章 聖なる共同体としての地球 第5章 創造的な連続性 第6章 二一世紀の国民国家 第7章 石油化学の時代 第8章 地球温暖化 第9章 地球が生き延びるための法制 第10章 進化の叙事詩 第11章 風の力をつかまえて 第12章 夕べに想う 付録1 宇宙を理解するための一二箇条 付録2 法制改定のための一〇箇条 付録3 編者あとがき――トマス・ベリーの知性の旅をたどる ■著者プロフィール ・ベリー,T.(トマス) 1914年生まれ。北米有数の環境思想家。フォーダム大学では、リヴァーデール宗教研究センターの所長を務めた。同大学の宗教史講座の創設者。主著には、『地球の夢 The Dream of the Earth』(1988)、『宇宙物語 The Universe Story』(ブライアン・スウィムとの共著、1992)、『偉業 The Great Work』(1999)などがある。2009年没。 ・タッカー,M.E.(メアリー・エヴリン) 夫のジョン・グリムと共に「宗教とエコロジーに関するフォーラム」のコーディネータを努めている(www.religionandecology.org)。夫妻はハーヴァード大学で開催された世界の宗教とエコロジーに関する一連の会議の指揮をとり、これらの会議の内容を10巻の叢書にまとめている。共にイェール大学社会政策研究所の客員教授 浅田仁子 訳 静岡県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部文学科卒。社団法人日本海運集会所勤務、BABEL UNIVERSITY講師を経て、英日、仏日の翻訳者に。訳書に『サーノ博士のヒーリング・バックペイン』『RESOLVE』『タッピング入門』(春秋社)、『マッサージ・バイブル』(創元社)、『山刀で切り裂かれて』(アスコム)などがある。 46判 ページ数 248
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自然がよろこぶ生活
¥472
生長の家ヒューマン・ドキュメント選 自然と共に豊かに生きる 地球環境問題が深刻化する中、自然環境と調和した事業を展開して、成果を挙げている生長の家の信徒を紹介。 環境を損なうことなく、自然の恵みに感謝しながら豊かさを実現する新時代のためのヒント集。 ■商品の目次 ●農薬づけの大地を蘇らせるために“まいたけ”にかけた男の挑戦 ●廃棄物を宝の山に変えた化学者の信念 ●誰もが不可能と言う。ならばオレが……完全自然養鶏に挑戦。大成功! ●「自分が笑えば作物も笑う」 農業経営の極意を伝授 ●“夢イズル国…”のロマンを追いかける出雲の樹医 ●人も土地も作物もよろこぶ生活 ●農水大臣賞を受賞した牛飼いの心意気 ■著者プロフィール 日本教文社 株式会社日本教文社は昭和9年11月の設立以来、1,900万部を突破して、多くの人に読まれ続けている生長の家創始者 谷口雅春著 『生命の實相』 の刊行をはじめ、メディア活動を通して、ありとしあらゆるものを生かす21世紀型の幸せを築くライフスタイルを提唱し、環境問題、生き方、哲学、思想書などを出版いたしております。 新書判 ページ数 90 発売日 2002/06/01 ISBN 9784531024049
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食卓から未来を変える
¥1,000
「ノーミート」「低炭素」の食生活で未来を変えよう! 地球温暖化防止や世界の人々の幸せのために、私たちの食卓からできることがある。肉食を控え、地産地消・旬産旬消・オーガニックを心がけた食事や家庭菜園作りが、未来の地球環境を守り、動物たちの命を救い、飢餓を防ぐ。作りやすい、お肉なしレシピも多数掲載。 (本文「はじめに」より) 今日のごはんを選ぶとき、あなたは何を基準に選びますか? 食べたいもの? カロリー? 栄養? 値段の安いもの? 私たちSNIオーガニック菜園部は、今日のごはんを選ぶ新たな基準として、地球環境やほかの生物、他の国の人々に配慮する、ということを提案します。 具体的には、できるだけ肉食を控えること、地球温暖化につながる二酸化炭素の排出を抑えた食材を選ぶこと、農薬や化学肥料を使わず家庭菜園に取り組むことです。SNIオーガニック菜園部は、宗教法人「生長の家」(Seicho-No-Ie)の一組織であり、信仰に基づき、そのような食を中心としたライフスタイルの変革を提案し、実践しています。 なんだか難しそう、と思われるでしょうか? この本には、楽しみながらそのような食生活を送っている人がたくさん登場します。肉食を控える、二酸化炭素の排出を抑えた食材を選択する、などというと、禁欲的で、我慢だらけの食生活をイメージされるかもしれませんが、そんなことはありません。ほかの生物や地球環境に配慮しながらも、とても豊かで楽しい食生活が可能なのです。 それは、自己の心の深いところで喜べる食生活であり、持続可能な社会のために、今まさに必要な生き方です。さらには、私たちが日々、どんな食事を選ぶかということが、実は世界の平和にもつながっているのです。また、菜園を手がけ、土に触れる生活は、私たち自身の癒やしになり、心の安らぎをもたらします。 本書では、日々の食事の選択が地球環境などにもたらす影響について掘り下げ、それらにできるだけ悪影響を及ぼさない食生活を、具体的に提案します。 この本が、読んでくださる方のより幸せな人生と、すべての地球生命の素晴らしい未来につながることを願ってやみません。 ■商品の目次 序章 簡単でいい、手作りがいい 「調理しない」「調理に手間をかけない」は7割超/他 料理コラム① 手作りをここから始めよう 第1章 こころからの「美味しい」を、食卓に うちはお肉は食べないんだよ/お肉をやめて以前より健康に/「ノーミート食」を少しずつ増やして/①地球のために──エコロジーの視点/②動物のいのちのために──宗教的な視点/③健康についての視点/他 コラム① 南米アマゾンの熱帯雨林と牛肉消費 コラム② 肉食をやめた著名人たち コラム③ もしその輸入食料を生産するとしたら、どれだけの水が必要?──バーチャルウォーター コラム④ テロメア・エフェクト SNIオーガニック菜園部メンバーのお勧めレシピ 第2章 土とともに生きる 低炭素の食生活のための三つのキーワード(地産地消/旬産旬消/オーガニック)/コンビニ溺愛からミニ菜園作りへ転換/農薬や化学肥料を使う「慣行栽培」の問題点/他 コラム⑤ 有機農産物、有機食品を選ぶ。まずはココから。 コラム⑥ 見直そう! 農業用資材 料理コラム②「料理スイッチ」をいれた菜飯 料理コラム③ Kさんのお勧め男飯 「紙パックでプランター」の作り方 SNIオーガニック菜園部のメンバーを紹介! 第3章 食卓から未来を変える 食のライフスタイルの転換が始まっている/安い理由を考える/実際に食品を選ぶときに/今日のあなたの選択が未来を変える/食べる喜びを分かち合うために/他 コラム⑦ 行動を起こそう──「SNI自転車部にレシピください」 コラム⑧ エビの大好きな日本人 携行食レシピ(SNI自転車部にレシピあげます) ■著者プロフィール 宗教法人「生長の家」(SNIオーガニック菜園部) 「ノーミート、低炭素の食生活」を実践する、生長の家のプロジェクト型組織(PBS)の一つ。自分の手で野菜を育てる、旬産旬消・地産地消を意識してフードマイレージの低いものを選ぶ、農薬や化学肥料を使わない食材を選ぶ、肉を使わないノーミートの食事を心がけるなど、地球にも体にも配慮した、自然のリズムと調和するライフスタイルを実践し、多くの人にも勧める活動を展開している。SNIオーガニック菜園部のホームページ https://www.jp.seicho-no-ie.org/org-garden/ 新書判並製 152ページ
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あたたかいお金エコマネー Q&Aでわかるエコマネーの使い方
¥1,362
20世紀、私達は工業化により、物質的な豊かさを享受することができました。しかし、家族崩壊や殺伐とした事件に象徴されるように、温かい心や人とのふれあいといった、私たちが本来持っているはずの「心の豊かさ」を忘れてしまったのではないでしょうか。それらを取り戻すためのツールとして、いま、エコマネーが注目され、各地で取り入れられています。「人の温かい心を具現化する」「ボランティア経済を循環させる」「地域社会を活性化する」など、これからの新しい人間関係づくりを支援する「通貨」がエコマネーです。 ■商品の目次 プロローグ エコーのように響くエコマネー 1章 あたたかいお金、エコマネーって何?(イントロ編) 2章 なぜ、エコマネーなの?(理由編) 3章 エコマネーはどのようなもの?(解説編) 4章 エコマネーをどのように導入するの?(実践編) 5章 エコマネーはどのように導入されたの?(ケーススタディ編) 6章 エコマネーの語り部との対話(対話編) 資料編 エピローグ 「諸国行脚の修行僧」 ■著者プロフィール 加藤敏春 東京大学法学部卒業、通産省(2001年1月より経済産業省)入省。まちづくりをライフワークとし、起業、地域社会の情報化、コミュニティの形成に関与する。97年より金融ビック・バンと環境主義との調和した21世紀型社会を実現する「エコマネー」を提唱。主な著書に『マイクロビジネス』『エコマネーの世界が始まる』(講談社)『エコマネーの新世紀』(勁草書房)『「超」企業』(日本経済評論社)などがある。 くりやまエコマネー研究所 46判 ページ数 300 発売日 2001/06/01 ISBN 9784531063611
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あなたもできるエコライフ
¥524
地球環境破壊はこれまでになく深刻さを増しており、一人ひとりが着実にエコロジーを考えた生活をする必要性に迫られている。本書は誰でもすぐできるエコライフの例をイラストをまじえながら紹介。 近所のごみ拾い、割り箸のリサイクル、スーパーに袋を持参する、汚れた水を流さない、古い家を大切に使う、セーターを手作りでリサイクルする、有用微生物を使った環境浄化の取り組みなど、全11話。 また各章末には「豆知識」として環境問題のポイントを解説しているので理解の助けにもなる。 ぜひ本書を参考にして毎日の日常にエコライフを取り入れてほしい。 ■商品の目次 1.こうして街はきれいになった 2.勇気を持ってやさしく話しかけたら 3.微生物の力で川がきれいになった 4.割り箸も集めれば紙になる 5.買い物袋を持参してスーパーに行こう 6.自然の恵みを生活に生かす 7.環境を守って、きれいな水に 8.古い家を大切にして暮らす 9.孫に伝える「物を大切にする心」 10.一人勝ちのない世界をめざして 11.太陽光発電から生ごみ処理まで、 自然の恵みを環境保全に活かす生長の家総本山 ■豆知識 1.ごみへの意識と処理の仕方 2.アイドリング・ストップ 3.微生物で汚染浄化 4.再生紙 5.グリーン購入法 6.里山 7.国定公園などの汚染 8.日本の近代以前のエコ感覚に学ぶ 9.リサイクル 10.レンタルハウスと参加型農業 11.環境保全運動関連のホームページ ■著者プロフィール 生長の家本部ISO事務局 平成12年4月、環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001の認証を本部事務所や生長の家総本山、及び全国の練成道場や教化部などで取得を目指していくために設置される。その他、生長の家の環境保全に関する具体的な方策の推進や支援業務を行っている。 ■南野ゆうり 昭和24年生まれ。法政大学経済学部卒業。雑誌編集者、フリーランスの記者を経て現在は新聞社の健康欄に記事を書いている。 新書判 ページ数 96
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自然に学ぶ共創思考<改訂版> 「いのち」を活かすライフスタイル
¥1,676
『自然に学び、「いのち」を活かす』という著者独自の考えを展開した総論編。 自然界のシステムが持つ三つの原則(つながり・はたらき・バランス)を重視した生き方をすれば、すべてがいきいきすることを、ライフスタイルをはじめ、教育やビジネスへの応用の例をわかりやすく紹介しながら解説。10年来のロングセラー。 ■商品の目次 はじめに 第1部 一つの〈ものさし〉の落とし穴 第2部 豊かな時代の光と影 第3部 自然の〈いのち〉に学ぶ 第4部 〈いのち〉を活かすライフスタイル 第5部 〈つながり〉を活かす〈共創〉の文化 ■著者プロフィール 石川光男 1933年生まれ。北海道大学理学部大学院修士課程修了。国際基督教大学名誉教授。理科・文科の両分野にまたがった学際研究に強い関心を持ち、幅広い研究活動を続ける一方、国際会議の経験も豊富。日本人体科学会理事、日本ホリスティック医学協会顧問。著書に『生命思考』(TBSブリタニカ)、『自然に学ぶ生活の知恵』(日本教文社)『複雑系思考でよみがえる日本文明』(法蔵館)など多数がある。 46判 ページ数 240 ISBN 9784531063826
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オフィスのゴミは知っている ビル清掃クルーが見た優良会社の元気の秘密
¥1,257
オフィスから出される膨大なゴミ……。その多くが分別されることなくゴミ箱に捨てられている。これは資源の無駄遣いであり、職場環境や業績の悪化につながる大問題。 長年サラリーマンをしていた著者が、定年後、ビル清掃員へと転身してはじめてわかった、オフィスのウラ側。そこから見えてきたのは、「優良会社」とそうでない会社の違いであり、地球環境問題の深刻な現状だった。 全国1億2千万人のほとんどの人が、毎日なんらかの形でビル建物とかかわっている。 しかしほとんどの人は、“ビルの世界”を知らない。今まであまり知られていなかったビルメンテナンスについてわかりやすく解説。ビルにかかわるすべての人に読んでほしい本。 ■商品の目次 推薦のことば―日野原重明 はじめに 第1章 ビル清掃員は見た―ビルクリ豆鈴木、誕生! 第2章 ビルクリの現場―ゴミといつまでも 第3章 ビルクリは楽しい! ―ビルクリは心身をキレイにする 第4章 ゴミの見本市―オフィスにおける環境意識 ペアで行こう! 第5章 ゴミ箱の気持ち―可哀相なゴミ箱たち 第6章 リサイクルは誰のために ―環境は未来の人類のために 第7章 整理整頓がすべての基本 ―バキュームこそオフィスの命 第8章 コンクリートジャングルの悲劇 ―ビルが地球環境を悪化させている 第9章 ビルクリ現場の声―クリーンクルーのホンネ 第10章 ビルクリは地球を救う ―「生きがい」をもって行こう! 第11章 「共生」への思い ―グリーンセンター構想 おわりに ■著者プロフィール 鈴木将夫 1939年、名古屋市生まれ。東海高校、早稲田大学第一文学部卒業。1962年、広告会社博報堂入社。営業局、人材開発室、新潟支社長、博報児童教育振興会事務局長を経て、1999年5月、定年退職。「趣味の似顔絵」で、東京都教育委員会主催「生涯教育のための講座企画コンペ」で優秀企画講座に認定される。高齢者施設などで似顔絵を描くボランティアをはじめたのを皮切りに、NHK文化センター、三越文化センター、品川区シルバー大学などで「似顔絵講座」を開講。ペンネームは豆鈴木。2000年1月1日、ボランティア・グループ「元気に百歳」クラブを立ち上げ、現在、代表幹事。同時に3年間、ビル清掃作業の仕事に励んできた。 46判 ページ数 216 発売日 2003/05/01 ISBN 9784531063833
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森からの伝言
¥1,362
地球が生まれて四十六億年。はじめは炭酸ガスだけの灼熱の星に、光合成細菌が出現し、炭酸ガスを有機物に変え、酸素を排出するようになったのが、二十七億年ほど前。大気中に酸素がたまり始め、海中に藻類が現れ、やがて動物、植物たちが海の中から上陸し、植物は大型化し、海中ではサンゴなどが海中に溶け込んだ炭酸ガスを消費し、長い時間をかけて大気中の炭酸ガスは吸収され、緑豊かな地球が出来上がりました。 この地球に生きる生物は、すべて、いろいろな生活循環、環境循環の中に関連付けられながら生きています。本書では、森林の中の循環の世界、動物、植物、微生物がいかに深い関係を持って生きているか、小さな世界の中の大きなドラマを説明しながら、あらゆる生物が調和のとれた状態で共生することが自然の法則であることを詳解し、これから人間が地球の自然に出来るだけ負荷を与えない生活をするために、森の自然から学ぶ調和のとれた生き方を提言します。 ■商品の目次 プロローグ 第一章 カビってなんだか知っていますか? カビ=バイキン? かつお節 日本酒 味噌・醤油も 第二章 カビの世界も調和を好む 虫の名前がついたカビ カビたちの葉っぱの上の物語 カビたちと暮らす 糞の上のカビ物語 松枯れ病菌 第三章 森に学ぶ 天然のダム キノコって何だろう 菌根菌 内生菌根 VA菌根 /内外生菌根 /エリコイド菌根 アーブトイド菌根 /モノトロポイド菌根 ラン菌根 外生菌根 植物と外生菌根菌との協力関係 第四章 菌と昆虫 トノサマバッタの大量死 マイマイガの大発生 ブナ原生林を守るサナギタケたち 冬虫夏草 /ブナアオシャチホコの大発生 大発生を終焉させる天敵 /ブナの反応 サナギタケ エピローグ ■著者プロフィール 野沢幸平 昭和27年生まれ。昭和51年3月、星薬科大学卒業。56年3月、星薬科大学大学院博士課程終了。薬学博士。56年わかもと製薬入社、研究部所属。59年10月、星薬科大学助手。専任講師を経て、平成13年4月助教授。昭和63年〜平成元年、カナダ国アルバータ大学理学部化学科 Prof.W.A.Ayer のもとで Postdoctoral Fellow として研究に加わる。 46判 ページ数 200 発売日 2003/06/01 ISBN 9784531063840
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子供の疑問に答える わが家のエコロジー大作戦
¥1,362
江木野(エコノ)家は小学生が2人いるごくふつうの4人家族。「地球ってどうして温まるの?」「どうすれば温暖化を防げるの?」子どもたちの素朴な質問に、お父さんはシドロモドロ。環境問題は知っていても、わが家では実際に何をしているか、いったい何をすべきなのか……? 気象予報士である著者が、地球温暖化のメカニズムや、一般家庭における具体的な対策を、おもしろい天気のウラ話をまじえて解説。親子で楽しく読める、地球にやさしいライフスタイル・ガイドブック! 商品の目次 プロローグ 環境保護って、わたしたちに何ができるの? 環境はちっともよくなっていない? 地球温暖化は生活習慣病 ごくふつうの親子の会話 第1章 地球がどんどん温かくなっている! 地球温暖化ってなあに? 地球温暖化のメカニズム ◎コラム1 平年とは何か? 地球はどんな星? 地球の大きさ 太陽系の星たちの大きさ 太陽ってすごいんだね ◎コラム2 摂氏温度と絶対温度 地球の温暖化はなぜ? 太陽に近いほど多くの熱がくる 太陽からの熱が反射される もらうエネルギーと放出するエネルギーの量は同じ ◎コラム3 赤外線と紫外線 地球の温度はマイナス18℃ 固有温度は変化する 温室効果の謎 地球の表面温度 ◎コラム4 熱帯から、北極、南極へ 金星の温度 火星は熱い? ◎コラム5 二酸化炭素を閉じ込めた石 二酸化炭素がなぜふえているの? エネルギー消費量が多いのは? 豊かな生活は二酸化炭素の排出と引き換えに 必要なものと必要でないもの 第2章 地球温暖化警報、発令中! ――異常気象の時代 他に温室効果ガスはあるのか フロンとオゾン層破壊 メタンガスが発生する 温室効果ガス排出量の推移 ヒートアイランド現象の恐怖 地球温暖化の予測はできる? 天気予報はどうやって? 予報がはずれる原因 ◎コラム6 スレットスコア 全力で回避する努力をすべき 温暖化の影響は? どんなことが起こるのか 異常気象ってどんなこと? 水不足と洪水が同時進行する! 世界的な現象 水不足と日本の降雨量 台風はなぜ生まれる? 日本海の大雪の謎 水不足の危機を前に ◎コラム7 日本は水の輸入大国 地球を襲う食糧不足 穀物ができる諸条件 温度変化のスピードが問題 海面上昇が一国を沈める ◎コラム8 南極の氷は溶けるか 感染症が増加する 第3章 江木野家の温暖化対策 ――できることからはじめよう! じゃあ温暖化対策は? クリーンエネルギーはあるのか 太陽光発電 水力発電 風力発電・波力発電 バイオマス 地熱発電・原子力発電 核融合 貯金取り崩し型? 給料でまかない型? 省エネルギーの取り組み 自動車での取り組み 燃料電池 二酸化炭素の捕獲作戦 他の温室効果ガスの削減 国際協力の重要性 ◎コラム9 二酸化炭素取引 江木野家の取り組み 生活の見直しが必要 ゴミに対する意識は高いか? 江木野家のゴミ対策 省エネ対策の記録を 生活習慣の客観的な見直し 見直しの目標 環境家計簿 ◎コラム10 「リサイクルしてはいけない」 ◎コラム11 “リ……”の具体例 長く使うということ リサイクルの機械化はむずかしい 環境のために賢くなろう できることをあげてみよう 江木野家では何ができる? 節水対策 ガスの消費量 わが家のガソリン問題 ゴミを少なくしよう! 包装紙もふえる一方 江木野家の方針 あとがき 著者プロフィール 田崎久雄 1958年、福島県生まれ。1981年、山形大学農学部を卒業後、製薬会社に勤務。医薬品の製品プロモーションを担当。その傍ら、気象予報士(No.2252)として活躍。講演のテーマは、気象のメカニズムや「気象と疾病」など。また気象予報士会埼玉支部の世話人も務めると同時に、気象学会員、中小企業診断士(情報部門)の他、医薬品等研究会、化学系診断士懇話会などのメンバーとしても活躍中。趣味は、年に1〜2回のフルマラソン、登山・ハイキングなどのアウトドア。 46判 ページ数 200 発売日 2003/07/01 ISBN 9784531063871
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あなたもできるエコライフ2
¥524
「あなたの愛で自然を守ろう」ということで生長の家では環境保全運動を教団を上げて実践しています。本書はその実践のための参考書の2冊目。 誰でもすぐできるエコライフの例をイラストをまじえながら紹介しています。海や山のゴミ拾い、衣類や大型ゴミのリサイクル、米のとぎ汁で家がきれいになる、スローライフのすすめ、太陽光発電の取り組みなど、全十二話。 また各章ごとに「豆知識」として環境問題のポイントをまとめてあるので環境問題を理解する助けにもなります。 昨日まで無意識に使い捨てしていたスーパーの袋やお米のとぎ汁…など、もう捨てるのはやめて環境のことを考えた生活に変えていきませんか。 孫の時代がすばらしい地球環境の中で生活できるよう今日からエコライフを始めましょう。 ■商品の目次 1 自然の力を活かす農業を楽しむ 豆知識1 森林破壊 2 良い環境は、良い思いと実践の努力から 豆知識2 水銀とクジラ 3 海や山をきれいにしよう 豆知識3 砂漠化 4 庭木を育てて、クーラーなしの生活に 豆知識4 塩害について 5 ゴミ置き場の管理で街を美しく 豆知識5 キリマンジャロの氷冠が消える 6 富士山を美しく保つ。自然を大切にする取り組み 豆知識6 温暖化ガスの売買 7 衣類をおしゃれに再利用・再使用しよう 豆知識7 オゾン層に穴(オゾンホール) 8 水を汚す「米のとぎ汁」から作った「EM菌」で家がきれいに 豆知識8 家畜のげっぷ・おならは害 9 ゴミにする前に、リサイクル業者に電話を 豆知識9 なぜ温暖化ガス排出量、目標値上回る 10 歩くような自然の速さで 豆知識10 エコマークの本 11 「捨てればゴミ、生かせば資源」を実践して 豆知識11 ごみゼロ運動の現状 12 屋根で太陽光発電をしながら考える 豆知識12 低公害車 ■著者プロフィール 生長の家本部ISO事務局 平成12年4月、環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001の認証を本部事務所や生長の家総本山、及び全国の練成道場や教化部などで取得を目指していくために設置される。その他、生長の家の環境保全に関する具体的な方策の推進や支援業務を行っている。 ■南野ゆうり 昭和24年生まれ。法政大学経済学部卒業。雑誌編集者、フリーランスの記者を経て現在は新聞社の健康欄に記事を書いている。 新書判 ページ数 96
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自然のおしえ 自然の癒し スピリチュアル・エコロジーの知恵
¥3,098
大地と我々は一つの心を生きる――世界の聖なる土地が人間の身・心・霊に及ぼす癒しの力を探求してきた、環境心理学のパイオニアが開くエコロジーの新次元。自然との霊的交流の知恵を満載。 ■商品の目次 序章 エコロジーの裏・表 第1章 根源への回帰 第2章 「自己を明けわたすこと」を学ぶ 第3章 自然への恐怖の解消 第4章 エコロジカルな罪悪感 第5章 教師としての自然 第6章 癒し手としての自然 第7章 土地の霊魂 第8章 パーソナル・パワーと自然 第9章 自然の魔法を人生の中で活かしつづける ■著者プロフィール スワン,J.(ジェームズ) 1943年ミシガン州に生まれる。アメリカにおける環境心理学・環境教育のパイオニア的存在の一人。ミシガン州立大学、ウエスタン・ワシントン州立大学、オレゴン大学、ワシントン大学などで環境問題および心理学の教鞭をとり、国家機関や州政府機関による環境教育にも携わる。人間と自然との心理学的な結びつきを長年にわたって研究し、またインディアンなど先住民族の伝統的な知恵と現代科学との調和・共存をめざして幅広く活動。著書に『聖なる土地』『土地の力』その他がある。カリフォルニア州ミルヴァレー在住。 金子昭 訳 金子珠理 訳 46判 ページ数 434 発売日 1995/01/01 ISBN 9784531080892
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癒しのガーデニング 菜園が教えてくれた私の人生
¥1,676
子供との死別、夫との心の溝に苦しんだ著者が、庭仕事を通して“いのち”を育み癒す自然の愛に触れ、本当の自分と夫との絆を取り戻していく心の旅を綴った「癒しのエッセイ」。 ■商品の目次 種子 肥沃な大地 冬 採集する/草とり/根づく/せん定/空間をあける/ひとり旅 春 目ざめる/芽を出す/耕す/種まき/なるがままに任せる/信じて待つ/広がる/前向きに考える 夏 厄介ものについて考え直す/探検する/観察する/開く/夢/許す 秋 収穫/分かちあう/ふたたび、なるがままに/ふたたび、開く/愛する/ふたたび、せん定 実りと収穫 ■著者プロフィール バーンスタイン,A.(アーリーン) 心理療法家・写真家。UCLA卒業後、サンフランシスコ州立大学で写真の修士号、ソノーマ州立大学でカウンセリング心理学の修士号を受ける。現在は主に、子供や家族を亡くした女性のためのカウンセリングに従事している。その背景にあるのが、本書で述べられる彼女の菜園とブドウ園での心の成長の体験である。 上原ゆうこ 訳 神戸大学農学部卒業。農業関係の研究員。広島県在住。専門分野は自然科学、農業、コンピュータ関連。訳書に、バーンスタイン『癒しのガーデニング』(日本教文社)がある。 46判 ページ数 216 発売日 1997/01/01 ISBN 9784531081080
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遺伝子組み換え作物が世界を支配する
¥2,409
食の福音か、災厄の始まりか?――知らない間に変容しつつある農業と食を、気鋭のジャーナリストが世界各地に取材 *遺伝子組み換え作物(GMO)は誰が、どのように開発したのか? *GMOは世界の農業と食をどう変えたのか? *なぜアメリカはGMOを推進し、ヨーロッパは反対しているのか? *そもそも人体や環境に影響はないのか? 1990年代、アメリカを中心に開発が進んだ遺伝子組み換え作物は、いつのまにか、わたしたちの食卓にも紛れ込んでいます。 しかし人体や生態系への長期的影響は十分検証されているわけではなく、また食糧生産が巨大多国籍企業の支配下に置かれることや、生物・文化の多様性を破壊する可能性への懸念から、ヨーロッパをはじめ世界各地で反対運動が起きています。 本書はそうした遺伝子テクノロジーの農業利用の実態およびその社会的影響を、科学、政治、経済、文化、倫理等、さまざまな観点から多角的にとらえた出色のドキュメンタリーです。 【目次】 はじめに ■第1部 遺伝子レストラン 第1章 開幕日―フィールド・オブ・ドリームズ 第2章 黎明期 第3章 Cry9の不名誉―穴だらけの規制 第4章 遺伝子レストラン 第5章 蝶をめぐる戦い―マルティナ vs マーガレット ■第2部 農場と医薬品業界で 第6章 遺伝子組み換え作物の使徒―イリノイ州発 第7章 ターミネーター 第8章 農務長官の庭園はオーガニックだらけ 第9章 アールとアイスクリームを食べながら 第10章 シェ・パニーズのブタ 第11章 ジャングルの遺伝子 ■第3部 逆 風 第12章 怒りのビート―アイルランド発 第13章 ヨーロッパ式の民主主義―フランス発 第14章 「絶対に止められない」―イギリス発 第15章 なぜヨーロッパで失敗したのか? 第16章 インターネット上でのバイオテクノロジー論争 第17章 テクノロジーと農民の死―インド発 第18章 バイオテクノロジーとパラドクス 第19章 受難の地に沸き立つ議論―コロンビア発 第20章 シアトルの戦い 第21章 遺伝子組み換え作物の終着点―モントリオール発 終わりに 訳者あとがき 【著者プロフィール】 ランブレクト,B.(ビル) 1983年より『セントルイス・ポストディスパッチ』紙のワシントン特派員。約10年の政治記者生活の後、現在は環境・資源問題のジャーナリストとして健筆をふるう。工業先進国による世界貧困地域への有毒廃棄物投棄問題の追求でも知られ、1999年には世界の遺伝子工学の状況をレポートし、優秀なジャーナリストへの伝統ある賞「レイモンド・クラッパー賞」を受賞。 柴田譲治 訳 1957年神奈川県川崎市生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。サイエンスライター、専門学校教員などを経て翻訳業。現在は猫と人間のパートナーとともに金沢市内の里山で暮らし、翻訳の傍ら畑作りに勤しむ。訳書には他にデイヴィッド・T・スズキ『生命の聖なるバランス』(日本教文社)などがある。 46判 ページ数 560 発売日 2004/12/01 ISBN 9784531081424
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植物は気づいている バクスター氏の不思議な実験
¥1,870
1960年代、ウソ発見器の電極を接続された植物の葉が、周囲の人間の感情や意図に電気的反応を示すことを発見し、その後、トンプキンズ+バードの『植物の神秘生活』(邦訳工作舎)でとりあげられて世界中に一大センセーションを巻き起こした当事者による初めての著作。 その実験の経緯から反響、その後の実験・研究(鶏卵、乳酸菌、人間の細胞を対象にしたバイオコミュニケーション)、現代科学に対する批判、バイオコミュニケーションの示唆するスピリチュアルな側面に到るまで、誠実な筆致で述べられている。 著者の研究に基づいた本は何冊か出ているが、本書は当の本人が書いたものだけに資料的価値は高い。 ■商品の目次 第1章 世界を驚かせた実験 第2章 初期の観察 第3章 最初に出版された実験 第4章 科学者と一般人からの最初の反応 第5章 鶏卵を観察する 第6章 生きたバクテリアに同調する 第7章 動物の細胞から人間の細胞へ 第8章 バイオコミュニケーション研究と 現代の科学者の姿勢 第9章 バイオコミュニケーション研究の未来 著者プロフィール ■バクスター,C.(クリーヴ) 嘘発見機(ポリグラフ)の第一人者。元CIAの尋問官。植物が人や動物の感情に反応するという現象、「バクスター効果」を2年間の研究をもとに発表(1968年)、ベストセラーとなった『植物の神秘生活』(トンプキンズ+バード著、邦訳工作舎)に取り上げられたことがきっかけとなり世界的に有名になる。 ■穂積由利子 訳 会津若松市生まれ。青山学院大学英米文学科卒。1999年まで20年余りカナダのトロント市に在住。同市で日系新聞社勤務、日本語学校校長を務める。現在は翻訳家。訳書にマダネス『変化への戦略』(誠信書房)、ウォーカー『バタードウーマン』(金剛出版)、ディファジオ『帰るべき場所』(中央アート出版社)、キャラハン『TFT〈思考場〉療法入門』、フィリップス『最新心理療法』(共訳)、アンドレアス+アンドレアス『コア・トランスフォーメーション』(以上、春秋社)などがある。 四六判 200ページ
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カオス・ポイント 持続可能な世界のための選択
¥1,362
人口爆発、経済格差、民族紛争、地球温暖化……現代文明がこのまま進んでいくなら、とんでもない危機が早晩やって来ることは誰もが薄々感じていることでしょう。 その危機を回避できるか否かの岐路(カオス・ポイント)は2012年、そして、現在は揺らぎに満ちた「決断期」なのだ、と著者は言います。 この「決断期」においては、小さな変動が大きな影響を及ぼすため、個人の小さな選択が、世界を正しい方向(平和で持続可能な文明)に向かわせるか否かの決定的な要因となります。 今こそわたしたちは、意識的な選択をしなければならないのです。本書は、世界がカオス・ポイントを迎えるに至った経緯を解説するとともに、正しい方向への転換を起こすには、わたしたちの意識の進化が不可欠だとし、その具体的な方法を紹介しています。 人類が存続できるかどうかは、もはやSFのテーマではないのです。 ■商品の目次 序文(アーサー・C・クラーク) はじめに プロローグ――未来に続く二筋の道 崩壊のシナリオ/前進のシナリオ 第1部 転換の潮流 第1章 新しい世界についての新しい考え方 第2章 新しい世界の誕生 転換の力学 社会におけるカオス力学 第3章 カオスを駆動するもの 経済的な持続不可能性 過剰消費の誤謬 社会的な持続不可能性 生態系的な持続不可能性 自然環境の悪化を示す証拠 第4章 良い方向への転換をもたらすパラメータ 歴史に見る文明の転換 次なる転換への挑戦 第5章 新しい文明の姿 西暦2025年の姿 第2部 新しい文明の建設 第6章 出現しつつある基盤 新しい文化に見るホーリズム 近代的人間 伝統的人間 文化的創造性をもつ人々 新しい科学に見るホーリズム 第7章 今、あなたにできること 時代遅れの考え方を捨てる 時代遅れの信念と誤った考え方のリスト 特に危険な考え方 新しい倫理を採用する あなたの世界を思い描き、その実現に向けて行動せよ あなたの意識を進化させよ 進化した意識を示す10の指標 第8章 展 望 人類はすでにカオス・ポイントに来てしまったのだろうか? まだ遅くはない 追記 科学的背景 科学の諸分野に現れつつあるホーリズム システムという観点から表現したカオス・ポイント 補遺A わたしがブダペストクラブを創設した経緯――自伝的解説 補遺B ブダペストクラブについて――声明文 世界賢人会議の声明(ブダペスト宣言/ハノーファー宣言/東京宣言) ■著者プロフィール ラズロ,E.(アーヴィン) ラズロー,E.(アーヴィン)とも表記する。1932年、ハンガリー、ブダペスト生まれ。ピアニスト、哲学者、未来学者。ニューヨーク州立大学教授、ベルリン国際平和大学理事・教授、ユネスコ顧問等を歴任。世界賢人会議「ブダペストクラブ」を主宰。ミクロの世界から、人間社会、宇宙までを貫く原理とその構造を探究する「システム哲学」の研究と発展に努める。著書は、『システム哲学入門』(紀伊国屋書店)、『人類の目標』(ダイヤモンド社)、『マクロシフト』(文春ネスコ)、『 生ける宇宙』『 カオス・ポイント』『 叡知の海・宇宙』『 創造する真空』(日本教文社)、『マクロシフト』(文春ネスコ)等、60冊以上の著作があり、論文・寄稿記事も多い。イタリア、トスカーナ在住。 吉田三知世 訳 京都市生まれ。京都大学理学部物理系卒業。技術系企業での勤務を経て、現在は英日・日英双方向の翻訳業に従事。訳書に、アーヴィン・ラズロ『叡知の海・宇宙』(日本教文社)、デイヴィッド・ボダニス『E=mc2』(早川書房、共訳)、ケン・オールダー『万物の尺度を求めて』(早川書房)、ピーター・マーティン『パース わたしの愛した犬』(バベル・プレス、監訳)などがある。 46判 ページ数 280