カーライル選集６．歴史の生命　＜オンデマンド版＞

近代の歴史は、単に驚異と未知の世界への興味をみたすための王侯貴族の歴史ではなく、人類を描き出し、経験によって教える哲学であり、さらに無数の伝統の精髄でもあると説いている。（このシリーズのオンデマンド版では元本よりひと回り大きいため、文字も少し大きくなっています。）

■商品の目次
歴史について
伝記論
再び歴史について
フランス革命の議会史
ミラボーの死
シャルロット・コルデー
神々は渇く
ダントンよ、元気を出せ
チャーティズム
訳者あとがき
索引

■原書タイトル
　On History ; Biography ; On History again
　Parliamentary History of the French Revolution
　Death of Mirabeau ; Charlotte Corday
　The Gods are Athirst ; Danton, No Weakness
　Chartism

■著者プロフィール
トマス・カーライル
（1795年12月4日-1881年2月5日）スコットランドの歴史家・思想家・評論家。その言論に対して欧米でのファンは多く、日本でも、夏目漱石、内村鑑三などにも影響を与えたことで有名。「時間も空間も人間が身に着けた衣裳：感覚の一つに過ぎない」とした『衣服の哲学』や、「世界の歴史は英雄の歴史である」という立場から，歴史に影響を与えた「英雄」としての予言者、詩人、高僧、文士、また王者について論じた『英雄と英雄崇拝』は、ともに彼の代表作。

宇山直亮　訳
大正６年生まれ。東京文理科大学英文科（旧制）卒。クレアモント大学院留学、静岡大学助教授。日本英文学会、翻訳家協会、米国近代語学協会会員。著訳書に、A・ハックスレー『科学・自由・平和』『カーライル選集１衣服の哲学』などがある。

A5判（元本よりひと回り大きいため、文字も少し大きい）
並製カバーなし
ページ数 340（シリーズ初版発行時の月報を巻末に含む）
ISBN 9784531026463